鶴田さんが特に強いこだわりを持っているのが 「土づくり」。長年の研究と試行錯誤の末にたどり着いたオリジナルの完熟有機堆肥は、土中の微生物の多さが柑橘の味やコクを深めるという考えに基づき作られたもの。
「ただ甘い」「ただ酸っぱい」そんな単純な味の柑橘ならどこでも食べられますが、この農園の柑橘がすごいところは、それ以外の味を感じられるところ。

彼らはこれを「雑味（ざつみ）」と呼んでいます。その言葉のイメージとは違う、酸味と甘味の中から、ほんのりふわっと「第３の味」が立ち上がってきます。
豊かな味わいの秘密は、自然にも人にも優しい、彼らの 「農業」に対する真摯な姿勢が大きく関わっています。

実際に商品が届いたお客様から「心のこもった箱詰め」というお言葉を多くいただく『鶴田さんの香り柑橘セット』。
鶴田さんが大切に育てて収穫した新鮮な柑橘を発送する際、最も大切にしていること。それは「箱を開けた時のお客さまの笑顔を思い浮かべながら作業する」ということです。

丁寧に心を込めて梱包する。箱を開けた時のワクワク感、それぞれの柑橘の個性を感じて欲しいから、きちんと仕切りを入れて、一つ一つ品種解説も添えています。
「都会のお客さまにも、田舎の空気を感じて欲しい」‐そんな農園スタッフの気持ちから、時にはちょっとしたサプライズも一緒に…。
柑橘を作る人、詰める人、イキイキと農園で働くベテランのお母さんたちの想いが、おいしさを高めるスパイスにもなっています。