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アメリカで急成長のミールキット市場。
ミレニアル世代を狙ったヒットの仕掛けとは

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ミレニアル世代と呼ばれる1981〜1996年生まれは、共働きで子育てをする世帯が多いことが特徴といわれています。
その世代に大ヒットしたのが、レシピと食材がセットになった宅配で、時短料理が可能なミールキットです。アメリカのミールキットビジネスは、ミレニアル世代を中心にヒットしました。どうしてミレニアル世代にミールキットが受け入れられたのか、その理由について知りたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

そもそも、どうしてアメリカでミールキットがヒットしたのでしょうか?また、ミールキットビジネスのターゲットである「ミレニアル世代」とは、どういった特徴を持つのでしょうか?そして、ミレニアル世代がミールキットビジネスのターゲットとなっている理由はどこにあるのでしょうか?

本記事では、アメリカのミールキットビジネスが共働きのミレニアル世代をメインターゲットとして捉えている理由、そして、アメリカで成長を続けるミールキット市場の現状、さらに若者世代の食生活の意識改革について詳しくご説明しています。

なぜミールキットビジネスがアメリカで急成長しているのか、その理由を知るために、ぜひ本記事をお役立てください。

目次


アメリカのミールキットビジネスは共働きのミレニアル世代がメインターゲット

アメリカのミールキットビジネスが、共働きのミレニアル世代をメインターゲットとして捉えたのには、理由があります。まずは、その理由をひもといていきましょう。

ミールキットのメインターゲット「ミレニアル世代」はインターネットに抵抗がない世代

アメリカでは、ミレニアル世代を中心にミールキット市場が急成長しました。

どうしてミレニアル世代は、ミールキットを求めるようになったのでしょうか。その理由を探るために、まずはアメリカのミレニアル世代の特徴をチェックしておきましょう。

ミレニアル世代の特徴
  • アメリカでは最も人口が多い世代
  • 2018年現在、成人になったばかりから30代半ばぐらいまで
  • 共働きが当たり前の世代
  • 高学歴(大卒の割合が3割を超える)
  • インターネットやスマートフォンなどデジタルに慣れ親しんだ世代
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人口がある程度多いことは、ヒットを生み出す大きな理由の一つです。しかし、理由はそれだけではありません。ミールキットは店頭販売も行われてはいますが、主な販売方法はインターネット通販です。ミレニアル世代は、デジタルとともに成長した最初の世代で、インターネットを使用して商品を購入したり、サービスの提供を受けたりすることに対して、抵抗を感じません。共働きで料理に時間を割けない、スーパーに立ち寄る時間も惜しいといった世代だからこそ、手軽に、しかも健康を意識したメニューを選べるミールキットの人気が高まったのだといえるでしょう。

実際に、アメリカのミールキット業界トップシェア(およそ7割)を誇る企業は、2015年には売上高300%の成長を遂げています(統計ポータル「statista」のレポートより)。こういった点からも、アメリカにおいてミールキットが爆発的にヒットしていることが分かります。

ミールキットはミレニアル世代になぜヒットしたのか

ミレニアル世代にミールキットがヒットした理由は、インターネット通販に対する抵抗のなさだけではありません。ここではヒットまでの一連の流れを、順を追ってご説明します。

近年、アメリカの失業率は低下し続けています。2018年4月の失業率は前月の4.1%から3.9%へと低下し、成人女性だけに限ると、3.5%です(「TRADING ECONOMICS」のデータより)。60歳以上のベビーブーマー世代の退職が増加したことで失業率も低下し、ミレニアル世代を含む中高年層の仕事のウエイトが大きくなっています。

また、子どもを持つ夫婦のうち、5組中3組が共働きであるというデータも見逃せません。
仕事と家事の両立は並大抵なことではありません。「Pew Research Center」の2013年のレポートによると、1965年には、母親が家事に費やす時間は週当たり32時間ありました。ところが、2011年には約18時間に減少しています。この理由として、女性が職場で過ごす時間が増え、家事に時間が割けなくなったという見方もあります。ただし、一方から見れば、二馬力で働くことにより金銭的余裕が生まれたともいえるでしょう。ロボット掃除機や食器洗い乾燥器といった便利な家電を使いこなしたり、ミールキットや家事代行サービスなどを利用したりすることが可能となり、負担は大幅に軽減されています。

さらに、男性の家事参加率に関しても、見逃せません。先のレポートによると、1960年代の男性が家事に費やす時間は週当たり5時間を切っていますが、2011年には約10時間と2倍となっています。女性が家事を行う時間は減少し、男性が家事を行う時間が増加したことで、男女の差は少しずつ縮まりつつあります。

これもまた、ミールキットや便利な家電をうまく活用することなどが、男性の家事参加率向上に役立っているといえるでしょう。しかし、一般的にはミールキットを知ったとしても、使うきっかけが生まれにくいと考える人も多いのではないでしょうか?

ここでも、ミレニアル世代のインターネット利用率の高さがミールキットのヒットにつながっています。空いた時間にインターネットから申し込めるミールキットであれば、職場や通勤中でも気軽に利用できます。いくら便利なものであっても、注文に手間がかかるものであれば、ミレニアル世代は好みません。

また、好きなことに時間を費やすことはいとわないものの、家事や待ち時間などを「無駄な時間」と捉える意識は強く、物事を効率良くこなすためのスキルや隙間時間をうまく活用することに意義を見出す傾向があります。そういった意味からも、ミールキットを利用することは、家事の時短につながるだけでなく、隙間時間を活用して、自分の好きなタイミングで注文できるというメリットがあるため、家事と仕事の両立を目指すアメリカのミレニアル世代に好まれたといえるでしょう。

アメリカで成長するミールキット市場。ECサイトの利用率上昇について

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アメリカではミールキット市場がさらに成長し続けています。その陰にはEC(電子商取引)サイトの利用率向上があります。具体的にどういった関係性があるのか、より詳しく見ていきましょう。

ミールキットとe-コマース市場の成長とミレニアル世代の存在

経済産業省の「電子商取引に関する市長調査(平成28年)」によると、2015年の世界の各国別BtoCのEC市場規模成長率のうち、アメリカの成長率は中国に次ぐ第2位、前年比14.2%となっており、市場規模は年々拡大傾向にあります。

そんな状況の中、インターネットユーザーの27%が2016年にECサイトでミールキットを購入したというデータもあります(統計ポータル「statista」のレポートより)。ミレニアル世代にとってECサイトは当たり前の日常であり、利用にためらいを感じるようなことはありません。パソコンやスマートフォンから気軽に注文できる点から、お試し感覚でスタートした人が多いと考えられます。お試しで利用した結果、献立を考える手間や買い物に行く時間が削減できたり、時短料理が可能になったりと、ミールキットを使うメリットを実感することができたため、ヒット商品として定着したといえるでしょう。すでにアメリカ社会の中ではミールキットの存在がごく身近なものになっているといえます。

実際、アメリカでは、ミールキット参入企業が相次いで増え、各社それぞれ特徴をPRしています。100万人を超えるユーザーを持ち、毎月800万食以上のキットを届けている食材宅配サービス会社もあります。さらに、コスト削減を徹底し、価格を抑える方向に進む会社の誕生やターゲットを絞った戦略を行う会社など、ミールキット参入企業が増えると同時に、各企業が自社の独自性を必死にPRしている様子がうかがえます。日本のミールキット市場も拡大傾向にあるものの、この点からもアメリカでは日本以上に盛り上がりを見せているといえるでしょう。

アメリカのeコマース(電子商取引)市場でのミールキットの成長とミレニアル世代のインターネット利用率の高さは、相関性があることがお分りいただけたのではないでしょうか。

アメリカでこれからミールキットに求められる利便性とは

ミールキットがヒットした歴史について振り返ったところで、最後に未来のアメリカにおけるミールキット市場について見ておきましょう。

ここで一つのキーワードとなるのが、「アメリカの食生活に関する意識の変化」です。「アメリカ=ハンバーガー・ポテト」といったイメージが大きいという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は今のアメリカでは健康志向が高まっています。和食ブームが起きているという話を聞いたことがある方も多いことでしょう。実際にオーガニック食品、低カロリー、低糖といった健康を意識した食品の需要が高まりつつあるのです。

この健康意識をリードしているのが、ミレニアル世代です。

インターネットを利用した情報収集にも長けているため、健康意識が高く、自分の家族にも安心で安全なものを食べさせたいといった意識が強い傾向にあります。

ミレニアル世代が外食を好まないというわけではありません。しかし、ファストフードを避けてヘルシーな食事を求める、料理の食材選びの際にもオーガニックかどうかを意識するなど、全体的に食生活に対する意識が高まっているといえます。

つまり、ミールキットがミレニアル世代に受け入れられた大きな理由の一つに、「野菜を取り入れたヘルシーな食事が簡単に調理できる」という点があるのです。

もちろん、理由はそれだけではありません。他に、ミレニアル世代はどういった点からミールキットをメリットと感じているのか、見ておきましょう。

  • 買い物に行く時間が取れない場合も、パソコンやスマートフォンで注文可能
  • 残業などが多く、仕事が多忙でも時短料理ができるため安心
  • シェフの味の再現だけでなく、料理スキルが鍛えられる
  • 毎日の献立を考えるストレスから解放される
  • 鮮度の良い材料が手に入る
  • 使い切れず腐らせたなどのトラブル防止

いかがでしょうか?

ミレニアル世代がミールキットのどういった点を評価しているかを知ることは重要です。実際にミレニアル世代の興味を継続させるためには、今までと同じミールキットの販売を続けているわけにはいきません。それでは一体、これからのミールキットに求められていることとは何なのでしょうか?

ここで、一例をご紹介します。

  • 栄養学など、さまざまな観点から今の自分に必要なメニューを提案してくれる機能
  • メニューの豊富さ(自分の好みに合わせたメニューの有無)
  • 自分では普段作らないジャンル、珍しい食材を使った料理などの多様性
  • 単なる時短料理ではなく、料理技術を自然と向上させてくれるメニュー
  • 配送料のコストダウン
  • 材料の安全性確保

上記の内容を踏まえた上で、これからのミールキットは「テイクアウト」と「自炊」の間の橋渡し的な存在であり、何よりも利便性が重視されるという点に注目してください。食事キット配送サービスの市場は、2016年の時点で約15億円であり、今度ますます発展すると予測されています(「Packaged Facts」の2016年レポートより)。だからといって現状のシステム・メニューなどのままでいいというわけではありません。

注文の手軽さやサイトの扱いやすさ、自分に必要な情報をいかにすぐに入手できるサイトであるかどうかといった点、そしてミールキットの品質の両方がどれだけ充実しているかが、これからの食事キット配送サービスの明暗を分けると考えられます。

ミレニアル世代は、情報受信力が他の世代に比べて、明らかに高く、良いと感じたものに関しては、周囲に広める、話すといった行為にも積極的です。

ミレニアル世代がミールキットを便利だと思えば、ミールキットを親や友人に勧めることが期待でき、さらなる市場拡大が狙えるかもしれません。

ミレニアル世代の心をつかむミールキットの開発に力を入れることによって、今後のさらなる伸びが期待できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?アメリカのミレニアル世代にミールキットがヒットした理由や、ミレニアル世代の特徴、そしてミールキットの便利さについてご理解いただけたでしょうか?

もう一度、今回の内容を振り返っておきましょう。

  • アメリカのミールキットビジネスは、共働きのミレニアル世代をメインターゲットとしている
  • ミレニアル世代の大きな特徴は「インターネット利用に抵抗がないこと」「共働きが多いこと」
  • 仕事と家庭を両立させる手段の一つとしてミールキットがヒット
  • ミレニアル世代のインターネット利用が、ECサイトでのミールキットのヒットにつながった
  • 気軽にお試し利用ができ、利便性を感じたことで継続的利用につながった
  • 健康意識が高いミレニアル世代は、野菜を取り入れたヘルシーなメニューを好むため、ミールキットの特徴と合う
  • 今後のアメリカで求められるミールキットを考える上で「利便性」は欠かせない

アメリカのミレニアル世代に大ヒットを続けるミールキット。日本でも数多くの企業が参入していますが、特におすすめなのがオイシックスの「kit Oisix(ミールキット)」です。まずは、2人前の「kit Oisix(ミールキット)」とオイシックスの野菜などの食材が入った「kit Oisixおためしセット(旬の食材つき)」を注文してみてはいかがでしょうか。

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