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販売期間:「ゆめかおり」のみ、9/16(火)〜9/30(火)
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福島県の駅から車で1時間もかかる、水道もないいわば秘境。 そこが生産者高橋さんの桃源郷です。
高橋忠吉さんの農園は、山のふもとを登りはじめたところにありました。
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この高橋さん、無類の桃好きで、元は米作りと養蚕を営む農家だったが、水田も桑畑も、すべて桃園に切り替えたほど。
それもこれも、子どもの頃、親戚からもらった桃の味が忘れられなかったから。
今作っている桃の農園は山を切り開かれたあとに作られたもの。さらさらした砂質で、桃を作るには、全くふさわしくありません。 鶏糞を培養した肥料をほどこし、木炭をまぜ、虫やモグラのすむ肥沃な土地になるまで、気がつけば、20年の歳月が流れていました。
不安はありませんでしたか? と尋ねると、、、
たった一言答えてくれました。「全くなかった」
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右の写真を見てください。 これは高橋さんの桃の畑から撮ったもの。 山あいの標高370m。
ここにわざわざ桃の農園を作ったのも、その理由はたったひとつ。
「桃は水分を多く含んでる。 おいしいきれいな水をあげないと」
高橋さんがわざわざ山を切り開いて桃を育てているのも、ここよりも上に住む人もいないので、生活排水なども混じることがないから。
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このひとつのエピソードからも高橋さんの真摯な姿がうかがいしれます。 |
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最初の頃に手がけたのは、実がコチコチの失敗作だった。 9年かけて育てたものだったが、樹をバッサリと切った。
今でも、いまいちおいしい桃がならない…、納得がいかない…、という木はバッサリ切って植え替える。
その数、年に2〜30本ほど。 農園の樹は全部で約370本だから、全部の木の1割ほど、、これは大変な割合。
農家にとって木は財産。
でももっとおいしい桃を作るために妥協はしません。
損するばかりで、一般に受け入れられるまで時間もかかるが、やがてはメジャーになるという自信がある。
「食べれば、絶対分かるから」 |
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