みかんは身近な存在すぎて
じっくり眺める機会もなかなかありません。

でも、木村みかんをご覧ください。
何気なく口にしていた食べ物が、かくも個性的な顔をしていたなんて。

大きい、小さい、真ん丸、ゴツゴツ。
・・・いざ食べてみると、他の追随を許さない濃厚さ！
自然の勢いそのまま、自由奔放に育った「ふぞろい」だからこんなにおいしくなりました。

みかんの好きな方、フルーツをお好きな方へ
ここでしか手に入らない味、木村みかんのご案内。
新しい品種とともに、リレー便が新登場です！

数年前のこと。スタッフのもとに、箱がひとつ届けられました。

開けてみると、大小さまざまなみかんがいっぱい。
Sサイズの小さなものから、3Lサイズを超える大ぶりなものまで。
それはそれは見事なふぞろいっぷりでした。

「 木村みかんていうとです。見た目はなんさま・・・
　 ばってん、食べてみれば分かりますけん・・・ 」

電話の主は、
熊本県の右田さんとおっしゃる生産者さんでした。

聞き取れない言葉もあったのですが、感じたのは 「熱」
「 食べれば分かる 」 という強い思い。

実際、そのおいしさは格別でした。
しっかりした甘みを際立たせるように、軽快に跳ねる酸味。
そして濃厚、濃厚、三度まで声に出したくなるほどの濃厚さ！

「ふぞろいになりやすいが、その分、食味は抜群」

全国のみかんはだいたい試食ずみ。
そんな担当スタッフをも憧れさせる、噂の木村みかん。
出会いはこんな形で実現したのでした。

木村みかんは1960年代、熊本県玉名市天水町、
木村さんの畑で温州みかんの突然変異から生まれました。

おいしさは高く評価されながら、弱みはやっぱり
ふぞろいになりやすいこと。栽培に踏みきる生産者さんは
なかなか現れませんでした。

現在でも生産者さんの数は、地元天水町でもごく僅か。
とても希少なみかんといえます。

右田さんは、そんな木村みかんの良さを
もっと知ってほしいと願う生産者の一人です。

サンプルを送ってくださったのも、こうした理由から。

あれから何年もたった今
召し上がったお客さまのお便りを拝見すると、、、

外見は不揃いですが、中身はしっかりした濃いみかんの味がしました。
最近スーパーで買うみかんの味は何故か薄い感じがして…
昔、幼い頃食べたみかんの味が恋しかったので、久しぶりに本当のみかんに出会えた気分です♪
この木村みかを来年もぜひ買える事を楽しみにしてます♪

甘くて、みずみずしくて、実がしっかりしていて美味しいです。どれも甘くて、はずれがありません。

食べてあまりのおいしさに驚きました。甘さが市販のものに比べて濃厚で味に深みがあって。
また注文しようと思っていたらすでに売り切れで残念です（；；）
大きさにばらつきがあっても、またそれもその日の気分で選べるので楽しみの一つです。
来年も楽しみにしています。おいしいみかんをありがとうございました！

見た目に反し、皮が薄くて中身がパンパンに果汁が詰まって、
味が濃厚で甘味があり適度な酸味があってすごく美味しいです！
最近、甘いだけの味の薄いみかんが多い中、感動しました。

右田さんのことだから、他のみかんも旨いはず。
木村みかんと合わせて、リレー便もご用意いただけないだろうか。

・・・熊本県を訪れたスタッフは、そこで新しい光景に出会いました。


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天水町の中でも、ひと際たわわに実った右田さんのみかん。

農薬や化学肥料を20年も前からおさえることで
他の生産者さんたちのお手本になるほどの、右田さんのみかん。

果汁のずっしり詰まった実があまりにものたくさん育つため
重みで枝が折れないよう
ひもで枝を吊る作業をしなくてはならないほど。

この作業を、右田さんの息子さんがしていたのです。

「 実に栄養が行き渡るよう枝を落としたり、肥料を施したり
　そんな樹の管理は、親父にはまだまだ及びません。
　正直、腹が立つこともありますが、教わりながらやっています 」

でも、息子さんはリレー便の提案に
「 いいのがあるよ 」 と自信たっぷりに指さしました。

それは、太陽の光を浴びて、紅色にハツラツと輝くみかん。
名前は 「肥のあけぼの」 。まるで太陽のように
ハツラツとしたおいしさにみなぎっているのだとか。

「 これが僕のみかん。親父の木村みかんに負けませんよ。
　食べくらべてみてください 」

右田さん親子のみかんリレー便、いよいよ始まります。