N-1SUMMIT2014サマリー
2014年3月14日(金)N−1SUMMIT2014が開催されました。
5回目となる今回は、[農]分野において第一線で活躍する革命者が交流し、発信し、前進する場としての機能を高めていこうと、「リーダーズ会議」という新たな取り組みを開始しました。当日は日本の[農]を率いるトップランナーの方々58名にお集まりいただき、熱い議論が交わされました。
N-1SUMMIT2014開催概要
- 日時
- 2014年3月14日(金)13:00〜18:00
- 主催
- N−1SUMMIT2014実行委員会
- 開催地
- きゅりあん(品川区総合区民会館)
(最寄り駅:大井町駅 TEL:03-5479-4100) - 事務局
- N−1 SUMMIT実行委員会事務局
E-mail:n1_info@oisixradaichi.co.jp
Tel:03-5793-1207
リーダーズ会議参加者
※ 50音順
開催レポート
2014年3月14日(金)第1回N−1SUMMITリーダーズ会議が開催されました。
[農]分野において第一線で活躍する革命者が交流し、発信し、前進する場として新たに立ち上げた取り組みです。
ボードメンバー8名より[農]に革命を起こすには何が必要か意見を述べた後、参加者が4つのグループに分かれそれぞれのテーマに沿って
「ワークショップ」を行いました。最後には参加者全員で「ラウンドテーブルディスカッション」を実施しました。

- group1
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「商品本来の価値で売るためのブランディング」
コーディネーター:株式会社四万十ドラマ 代表取締役 畦地履正ブランディングをするには、商品が持っている価値を発見し、デザインの力を最大限活用してその価値を伝えていく必要があるという結論になり、農家とデザイナーをマッチングできる方策を考える必要があるという意見が出ました。
- group2
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「成長する海外市場を日本農業に取り込むには」
コーディネーター:KURATA PEPPER Co.Ltd. 代表 倉田浩伸海外での躍進のためには、①国別×産地別にマーケットのニーズを模索し、②品目別に産地間連携を促進し、③現地の物流ルートにいかに乗せるかがポイントとなるという3つの方向性の結論が出ました。
- group3
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「サステイナブルな農を作るために」
コーディネーター:NPO法人日本GAP協会 専務理事 武田泰明EUの直接支払い制度やオランダ花卉業界のMPSのような先行事例を参考に、環境保護に対する責務を果たす農家が認められるシステムの必要性を訴えていこうという結論になりました。
- group4
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「農の担い手を増やすには」
コーディネーター:株式会社マルタ 代表取締役社長 佐伯昌彦[農]そのもののブランド力が足りないという問題意識が共有されるとともに、農業界への「就職者」の収入をあげるために自分ができることをやっていきたいという意見も聞かれました。
参加者全員で円卓を囲みながら、各ワークショップの内容を発表し、それに基づいた意見交換を行いました。
「海外向けに輸出をしたいか」「自分の商品をブランディングしていきたいか」という質問に対しては、ともに半数を超える参加者が手を挙げ、
日本の[農]を率いる「リーダーズ」の積極的な姿勢が伺えました。
ワークショップの内容に加えて、
「ブランディングには、価値の伝え方だけではなく、『誰』が売るのかも重要である」
「輸出できる品目を増やすには、植物防疫法の改善も必要である」
などの意見も出されました。
最後には、日本の[農]を明るい未来へ導くためのアクションが一人ひとりから発表されました。