N-1SUMMIT2016サマリー
2016年3月8日(火)N-1SUMMIT2016が開催されました。
7回目となる今回は、「問題はTPPではない、マーケティングだ。」をテーマに、これからの日本の農業に求められるであろう「マーケティング」について、知識を共有し、考えを深める場となりました。
N-1SUMMIT2016開催概要
- 日時
- 2016年3月8日(火)13:30〜
- 主催
- N−1SUMMIT2016実行委員会
- 開催地
- きゅりあん(品川区総合区民会館)
(最寄り駅:大井町駅 TEL:03-5479-4100) - 事務局
- オイシックス・ラ・大地株式会社
E-mail:n1_info@oisixradaichi.co.jp
Tel:03-5793-1207 - 後援
- 農林水産省
- 協賛
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開催レポート
2016年3月8日(火)N-1SUMMIT2016が開催されました。
農業以外の分野のプロからマーケティングを学ぶパネルディスカッションの後、外国人の味覚を知るセッションを行いました。続いて、マーケティング思考を農業に取り入れている方にご登壇いただきピッチセッションを実施。最後に、一人ひとりが明日から行うマーケティングの1アクション「N-1アクション宣言」を参加者の皆さまからいただきました。

パネルディスカッション
「できたものを売る」はもう古い!?今、農業にも求められるマーケティング思考」
パネリスト
株式会社リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター主席研究員 加藤史子様
料理家/フードコーディネーター SHIORI様
株式会社みやじ豚 代表取締役社長/特定非営利活動法人農家のこせがれネットワーク 代表理事 宮治勇輔様
モデレーター
オイシックス・ラ・大地株式会社 CMO 西井敏恭
農業以外の分野からパネリストをお招きし、「マーケティング」という切り口から日本の農業のこれからに求められることについて議論を交わしました。パネリストの皆さまご自身の経験から語られる、“買い手視点”のエピソードや手法が多く共有されました。

分科会
外国人による日本の「オイシイ」を発見!〜食べ比べセッション〜
アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナムなどTPP加盟国の外国人数名を招き、輸出重点品目であるコメやさつまいも、柑橘などを食べ比べていただきました。
自国で受け入れられそうかを〇△×で判断していただいたところ、各国の嗜好や食文化の違いが明らかになり、農業者が輸出に取り組む際の“お客さま”について一歩理解が進みました。

ピッチセッション
マーケティング思考を農業に取り入れられている方に取り組みを発表いただきました。
「農産物ブランドと品質管理」
NPO法人アジアGAP総合研究所 専務理事 武田泰明様
価値を高めるための絶え間ない努力が農産物のブランドを向上させるというお話をいただきました。「ゼスプリキウイ」や「アメーラ」の事例から、優良なブランドには、優良な品質管理体制が必要であることを学びました。
「フルーツの野菜化!?〜グラニースミスのマーケティング〜」
有限会社アップルファームさみず 代表取締役 山下一樹様
「グラニースミス」の導入経緯や今後の展開についてお話しいただきました。さくさくとした食感と酸味があることから、野菜売り場での展開にもチャレンジするなど、固定概念にとらわれない販売方法や提案にもチャンスがあることを学びました。
