【管理栄養士監修】赤ちゃんのための離乳食おせち料理

【管理栄養士監修】赤ちゃんのための離乳食おせち料理

離乳食期の赤ちゃんにもお正月気分を味わってほしい。離乳食おせちで新年を赤ちゃんと一緒にお祝いしませんか?赤ちゃんが食べられるおせち料理をご紹介します。

赤ちゃんも食べられる、福を呼び込むおせちの素材

おせち料理は日持ちなどの観点から濃い目に味を付けたものや、普段は口にしない変わった食材が多く、そのまま柔らかくすりつぶしただけでは、離乳食期の赤ちゃんには不向きです。とはいえ、赤ちゃんと迎えるお正月ですから、離乳食だってハレの日らしくしてあげたいですよね。おせちらしい食材や味付けにこだわるとハードルが高いので、彩りや盛り付けを工夫してみてはいかがでしょう。

おせちに入るお料理の中には色で意味をもつものがあります。

意味食材
邪除け黒豆
赤・朱魔除け海老、かまぼこ
清浄白身魚のすり身、大根、イカ
紅白お祝い、平安大根・にんじん
黄色・金色金運栗きんとん、金箔、金柑、からすみ

これらの色を上手に使うことで、離乳食ならではのおせち料理を作ってみましょう。

離乳食おせちに使える!材料一覧

離乳食期のお子さまが食べられる食材で、おせちに向いているものを色別にまとめました。

(注)食物アレルギーにつきましては各自でご注意ください。

食材時期詳細
海苔離乳食中期(8ヵ月)〜味の付いていないものを細かく刻んでおかゆに混ぜてどうぞ。
※離乳食中期は様子を見ながら、少量ずつ与えましょう。味付け海苔は塩分があるため、使用する場合は離乳食完了期(12ヵ月)以降で少量ずつ与えましょう。
黒豆(煮豆)離乳完了期(12ヵ月)〜味が付いているものは沸騰したお湯でゆがいて味を薄めましょう。皮をむき、半分に割ると食べやすくなります。

赤・朱

食材時期詳細
にんじん離乳初期(5ヵ月)〜初期はやわらかく煮てすりつぶし、中期はやわらかく煮てみじん切り、後期はやわらかく煮て5mmの角切り、完了期はゆでてスティック状にし、手づかみ食べにどうぞ。
トマト離乳初期(5ヵ月)〜皮と種、ゼリー質の部分は取り除き、加熱して離乳食に使いましょう。初期はすりつぶし、中期は細かいみじん切り、後期は5mmの角切りでどうぞ。完了期は6〜8等分のくし形切りで手づかみ食べにどうぞ。
いちご離乳初期(5ヵ月)〜絞って果汁にしたり、裏ごしすれば初期からOKです。加熱すると柔らかくなるので、レンジで加熱してヨーグルトにかけたり、おかゆに混ぜても。完了期は1cm角に切り、手づかみ食べにどうぞ。
かまぼこ離乳完了期(12ヵ月)〜弾力があり食べにくい食材ですので、完了期以降で使いましょう。みじん切りもしくは短めのせん切りにして熱湯を回しかけ、少量ずつ与えましょう。

食材時期詳細
離乳初期(5ヵ月)〜初期は10倍がゆをすりつぶし、中期は7倍がゆ、後期は5倍がゆ(炊飯器のおかゆモードでOK)、完了期は柔らかく炊いた軟飯をどうぞ。
離乳初期(5ヵ月)〜味が淡白で脂質が少なく食べやすい食材です。野菜スープやだし汁で煮るとしっとりします。初期はすりつぶして、中期は細かくほぐし、後期は荒くほぐし、完了期は一口大にしてどうぞ。
大根離乳初期(5ヵ月)〜皮は厚くむき、葉に近い甘い部分を柔らかく煮て使いましょう。初期はすりつぶし、中期は細かいみじん切り、後期は5mmの角切り、完了期はスティック状にして手づかみ食べにどうぞ。
かぶ離乳初期(5ヵ月)〜大根と同じですが、皮の近くの実がすじっぽいので、厚めに皮をむきましょう。葉の部分もくたくたにゆですりつぶせば、中期ごろから使えます。

食材時期詳細
さつまいも離乳初期(5ヵ月)〜皮の近くは繊維が多く含まれるので皮を厚めにむきます。やわらかくゆでてから、初期はペースト状にすりつぶし、中期は細かいみじん切り、後期・完了期はスティック状にして手づかみ食べでどうぞ。
かぼちゃ離乳初期(5ヵ月)〜さつまいもと同じですが、皮・わた・種を取り除いて適度な大きさに切り、レンジで加熱するとした処理がかんたんにできます。初期・中期はおかゆに混ぜたり、後期以降はつぶしてコロッケ状に丸めて手づかみ食べにどうぞ。
きな粉離乳初期(5ヵ月)〜豆腐に慣れてきたら、初期は少量ずつ様子を見ながら与えましょう。おかゆやミルクに混ぜると与えやすいです。
たまご黄身:離乳食初期(5ヵ月)〜
白身:離乳食中期(7ヵ月)〜
白身に含まれるアレルゲンで食物アレルギーを起こす場合もあるため、初期・中期は固ゆでたまごの黄身を少量から与えます。中期は固ゆでたまごの白身を少量から与えることができますが、弾力があり食べにくいので、細かいみじん切りにするのがおすすめです。
後期以降はたまご焼きを1cm角に切って手づかみ食べにどうぞ。

月齢別、赤ちゃんの離乳食おせちの参考例

赤ちゃんの離乳食おせちを月齢別アイデアの一例です。

離乳食初期

メニュー詳細
紅白にんじんがゆ10倍がゆの上に柔らかく煮てすりつぶしたにんじんをトッピング。にんじんのペーストを梅の花の型抜きなどを使って模様のようにするとお正月らしさもアップします。
黄色のさつまいものスープ皮をむきゆでたさつまいもをつぶし、粉ミルクとお湯でのばします。

離乳食中期

メニュー詳細
鯛の野菜あん紅白仕立てゆでた鯛の身をほぐし、細かく刻んだにんじんやトマトを鯛のゆで汁で煮て水溶き片栗粉でとろみを付けた餡をかけます。

離乳食後期

メニュー詳細
真っ白なたらとかぶの含め煮たらの身とかぶを和風だしで煮、やわらかく煮たかぶの葉をきざみちらします。
にんじんとりんごの紅白甘露煮にんじんとりんごを千切りに、少量の砂糖で煮ます。紅白なますの様な見た目に仕上がります。
彩り三色おかゆ5倍がゆを盛り、きな粉、もみ海苔、ゆでてみじん切りにしたにんじんで飾る。梅の型抜きなどで三つ並べるとお正月の雰囲気になります。

離乳食完了期

メニュー詳細
やわらかごはんの紅白お雑煮風軟飯を小さく丸めたものをお餅に見立て、ゆでて一口大に切った大根やにんじんと一緒にお雑煮風に盛り付けます。
黄色のパン粉入り伊達巻き乾燥パン粉を同量の水またはミルクでふやかしたところに少量の砂糖と卵1個を加えて混ぜ合わせます。フライパンに少量の油を熱して、焼き色が付くよう両面を焼きます。巻きすの上にラップをしいて取り出し、熱いうちに巻きます。
いちごの寒天ゼリー黒豆のせいちごは5mm角に切ります。鍋に粉寒天と水を入れて火にかけ煮溶かし、いちごを加えひと煮立ちさせます。容器に入れて冷蔵庫で冷やし固め、皮をとって半分に割った黒豆(煮豆)を盛り付けます。

にんじんや大根、かぼちゃ、さつまいもなどは、煮しめやきんとんを作る際に、下ゆでの段階で離乳食分をとりわけておくと便利です。

こちらのページは管理栄養士が監修しています

太田百合子(管理栄養士)
長年「こどもの城 小児保健部」で栄養相談や離乳食講座などを担当。
現在は東洋大学などの非常勤講師をはじめ、講習会の講師・TV・育児雑誌などの監修で活躍中。
太田百合子(管理栄養士)

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