肉のおいしさを決める上で、脂身の質と共に、赤身に含まれる旨みと香りが
欠かせません。蔵王牛は、肉本来のおいしさ溢れる肉汁たっぷりの赤身肉が多い事が特長です。そこに脂身の上品な旨みがスッとサポートに入る印象。
脂身が少ない上に、味わいもさっぱりとしているので、たくさん食べても飽きがくることがない。「もっと食べたい！」心からそう思える牛肉です。

蔵王牛は、いわゆる「ブランド牛」のように地域名を冠に持つ牛肉ではありません。高橋畜産が持つ「蔵王高原牧場」という特定の生産者から出荷される牛肉を指します。
蔵王牛がもつポテンシャルを最大限引き出すためには、交雑にはじまり、飼育環境や飼料に至るまで、一軒の生産者による管理が必要。
作り手の意思や技術がそのまま品質につながる。だからバラつきがなく、その牛肉のどれもが旨い。それが蔵王牛なのです。

蔵王牛の血統は、黒毛和牛とホルスタイン（乳牛）から生まれます。
黒毛和牛ならではの赤身の旨さに、脂身の上品さや甘みを掛け合わせることで、いくらでも食べたくなるような、さっぱりとした食後感が残る上質な牛肉が生まれました。

その蔵王牛の加工を担うのは「高橋畜産」の経験豊富な職人たちです。
牛肉の目利きやカットなどの加工には、熟練の技と経験が必要。
高橋畜産では自社独自の「マイスター制度」を導入し、プロ中のプロを育てています。
その評価制度によりランク付けされた高い技術を有した職人が加工するからこそ、鮮度や断面の美しさが際立った牛肉を出荷できるのです。