この高橋さん、無類の桃好きで、元は米作りと養蚕を営む農家だったが、水田も桑畑も、すべて桃園に切り替えたほど。

それもこれも、子どもの頃、親戚からもらった桃の味が忘れられなかったから。

今作っている桃の農園は山を切り開かれたあとに作られたもの。さらさらした砂質で、桃を作るには、全くふさわしくありません。
鶏糞を培養した肥料をほどこし、木炭をまぜ、虫やモグラのすむ肥沃な土地になるまで、気がつけば、２０年の歳月が流れていました。

不安はありませんでしたか？ と尋ねると、、、
たった一言答えてくれました。
「全くなかった」

右の写真を見てください。
これは高橋さんの桃の畑から撮ったもの。
山あいの標高370m。

ここにわざわざ桃の農園を作ったのも、その理由はたったひとつ。

「桃は水分を多く含んでる。
おいしいきれいな水をあげないと」

高橋さんがわざわざ山を切り開いて桃を育てているのも、ここよりも上に住む人がいないので、生活排水などが混じることがないから。

このひとつのエピソードからも高橋さんの真摯な姿がうかがいしれます。

最初の頃に手がけたのは、実がコチコチの失敗作だった。
9年かけて育てたものだったが、木をバッサリと切った。

今でも、いまいちおいしい桃がならない…、納得がいかない…、という木はバッサリ切って植え替える。
その数、年に2〜30本ほど。
農園の木は全部で約370本だから、全部の木の1割ほど…、これは大変な割合。
農家にとって木は財産。
でももっとおいしい桃を作るために妥協はしません。

損するばかりで、一般に受け入れられるまで時間もかかるが、やがてはメジャーになるという自信がある。

「食べれば、絶対分かるから」

今回ご紹介した高橋さんの桃、
はっきりいってスーパーの桃に比べたら、値が張ります。

でも、高橋さんがその生涯をかけて作り上げてきた今年の桃、この桃はきっと期待を裏切りません。

福島で情熱を傾ける高橋さん、
その人の作る桃をぜひ一度味わってみてください。

桃って腐りやすいんで、正直なところ見ないで買うのが不安なんです。
商品が到着したら、桃がちょっと黒く…そんな経験あるので。

そうなんです。桃はデリケートなフルーツです。
ちょっと当たっただけで数時間で黒く変色してしまいます。ましてや、甘く糖度がのった桃ならなおさら。
高橋さんをはじめ、桃農家さんが出荷の時点で腐っているものを分かって出荷することは絶対にありません。
配送途中で荷物がぶつかっても衝撃を受けにくい工夫、荷物を丁寧に扱うような手配はしておりますが、それでもお届けの際に黒く変色したものがあるかもしれません。
その場合はすぐに弊社カスタマーサポートまでご連絡ください。すぐにご対応させていただきますので、安心してご注文ください。

桃は大好きだけど、、、食べきれるかしら。

そうですね、まとめて購入するとちょっと多く感じるかもしれません。
ただ、今までOisixの産直サービスで、10,000セット近く出荷してきましたが、 「もっと買っとけば良かった！」という声はいただきますが、「食べきれなかった」という声は いただいたことがありません！

桃は、固めの食感を楽しめる状態でお届けします。
そこから2〜3日で徐々に柔らかくなっていきますので、その味わいを楽しんでください。
きっとこの段階でほとんど余っていないことが大半だと思いますが、ちょっと余って しまった場合には、皮を剥いた状態で冷凍庫へ。半解凍の状態で食べればシャーベット風にお召し上がりいただけます。