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トップ >  妊娠期コラム一覧 >  妊娠中の嗜好品は一切ダメ?

Oisixプロママ
アドバイザー 産婦人科医 宋美玄先生

産婦人科女医、医学博士、性科学者で2児の母。現役産婦人科医として都内の病院で診療を続けながら、メディアでは様々な女性の悩み、妊娠・出産などについての積極的な啓蒙活動を行っている。『産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK』(メタモル出版)など著書多数。

妊娠中の嗜好品は一切ダメ?

妊娠したら、妊婦さん自身や赤ちゃんのために、これまで親しんできた嗜好品をやめたり控えたりすべきことが出てきます。かといって、何もかもが一切ダメなわけではないんですよ。

 まず、カフェインですが、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインを摂りすぎると、流産や低出生体重児のリスクがあることがわかっています※1。でも、カフェインにはリラックス効果もあるし、適量なら飲んでもかまいません。コーヒーなら1日2〜3杯までを目安にしましょう。最近はカフェインレスのおいしい飲み物もたくさんあるので試してみては。

アルコール

お酒についても、実は「一滴でも飲んじゃダメ!」ということではありません。しかし器官形成期である妊娠2か月4週〜3か月11週にお酒を飲むと、赤ちゃんの先天異常のリスクが生じる※2ので控えてください。それ以降は、大量のお酒を飲んでしまうと、胎児性アルコール症候群によって赤ちゃんに知的障害などが起きるリスクがあります※3。ですから飲まないに越したことはありませんが、妊娠期間中一滴も飲んではいけないとなると、ストレスに感じる人も多いでしょう。ほんの少量楽しむくらいなら問題ないと説明する産婦人科医が多いです。アルコールは肝臓の分解能力が人によって違うので「どれくらいなら飲んでもいい」とは言い切れないのですが、たまにビールやワインをグラスに半分、という程度ならばとくに心配することはないですよ※4。ノンアルコールドリンクを楽しんで気分転換してもいいですね!

コーヒー

また、「妊娠中は辛いものを食べてはいけない」という話をよく聞きますが、医学的に証明された情報を見たことはありません。もし本当なら、韓国やインドの妊婦さんは困ってしまいますよね。辛いものがお好きな方は、我慢せず食べてしまっていいと思います!

ハーブについては、ローズマリーのように摂り過ぎると危険※5とされているものもありますが、いずれの種類であっても料理のアクセントとして使う程度で大量でなければ特に問題ありません。ハーブティーも一日1〜2杯飲む程度なら気にしなくてOKです。

「ママになるんだから、このくらい我慢しなきゃ!」なんて、しなくていい我慢はしなくていいんですよ。好きなものをできる範囲で楽しみながら、リラックスして過ごしてくださいね。

※1 N Engl Med. 2000 Dec 21; 343(25): 1839-45.
※2 Alcoholism. 2012 Apr; 36(4):670-676.
※3厚生労働省 e-ヘルスネット 胎児性アルコール症候群
※4 BJOG. 2013 Oct; 120(11):1340-47.
※5 http://americanpregnancy.org/pregnancy-health/herbs-and-pregnancy/


※飲酒は20歳になってから。未成年者への酒類の販売は固くお断りさせていただきます。

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